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2026年9月18日に発売された「AirPods 5」。見た目はAirPods 4とほぼ同じなのに、全モデルでアクティブノイズキャンセリング(ANC)が使えるようになりました。気になるのは「今使っているAirPods 4から買い替える価値があるのか」ではないでしょうか。
なお、本記事は実機を所有しての体験レビューではなく、Apple公式情報と公開されている情報をもとに、AirPods 4からの買い替え判断に必要な「変わった点・変わらない点」を整理した解説記事です。スペックを並べるだけでなく、「結局どの人が買い替えるべきか」まで踏み込んでまとめます。
▼ AirPods 5(標準モデル)
USB-Cケース/ワイヤレス充電・音量スワイプなし
▼ ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5
ワイヤレス充電・音量スワイプ・「探す」用スピーカー対応
結論:AirPods 4からの買い替えは「今の機種」で決まる
公式情報から見える差分は、「ANCの強化」「防塵・耐汗耐水性能の向上」「(上位モデルのみ)音量スワイプ」が中心です。デザインやチップは据え置きなので、手持ちの機種によって答えが変わります。
| 今使っている機種 | 買い替え判断 | 理由 |
|---|---|---|
| AirPods 4(ANCなし) | 買い替え候補 | ANCが使えるようになるのが最大の変化。電車や作業中の雑音を抑えたいなら効果を実感しやすい |
| AirPods 4(ANC搭載) | 急ぐ必要は低め | ANCは強化されるが、デザインやチップは同じで、標準モデルのバッテリー時間もANC搭載AirPods 4と同等。ANCの効きに不満がある人だけ検討でよい |
| AirPods 3以前 | 買い替え検討 | ANCや最新機能がまとめて手に入る |
| 初めてのAirPods | AirPods 5を軸に検討 | AirPods 4はAppleでの販売が終了している |
AirPods 5で変わった点
ANCが最大1.5倍に強化
Apple公式によると、AirPods 5のANCは、ANC搭載AirPods 4と比べて最大1.5倍の雑音を除去します(IEC 60268-24規格に従ったAppleのテスト結果)。Appleは「オープンイヤーデザインのヘッドフォンで業界最高」とも説明しています。海外メディアの「最大50%多くノイズを除去」という表現も、同じ内容を指しています。
ここで見落としたくないのが、この「1.5倍」はANC搭載AirPods 4との比較だという点です。ANCなしのAirPods 4からの買い替えなら、そもそも「ANCが使えない」状態から「使える」状態になるので、体感の変化はもっと大きくなる可能性があります。
音響アーキテクチャとアダプティブEQの刷新
内部は再設計されており、新しいマルチポートの音響アーキテクチャと次世代のアダプティブイコライゼーションを採用しています。Appleは、耳の形に合わせて、より幅広い周波数でサウンドをチューニングできると説明しています。ただし、音質の違いは実機で聴き比べないと断定できないため、本記事では公式の説明を紹介するにとどめます。
IP57に対応(AirPods 4はIP54)
防塵性能と耐汗耐水性能はIP57等級になりました。AirPods 4のIP54から一段階上がっており、通勤や運動での汗・雨に対する安心感は増します。ただしAppleは、水上・水中でのスポーツやエクササイズには対応しないと明記しています。
全モデルでANC搭載、モデル構成もシンプルに
AirPods 4では「ANCなし」と「ANC搭載」の2モデルでしたが、AirPods 5は「標準モデル」と「ワイヤレス充電ケース付き」の2モデルで、どちらもANC搭載です。ANCを使うために上位モデルを選ぶ必要がなくなりました。
変わらない点(買い替え前に押さえたい)
- 見た目とサイズ:Apple公式の仕様では、イヤホンの重さはAirPods 4と同じ片耳4.3gです。ビジネス インサイダー ジャパンのレビューでも、外観は見分けがつかず、ケースのサイズや質量も新旧で変わらないとされています。
- バッテリー(標準モデル):ANC使用時の駆動時間は、ANC搭載AirPods 4と同じです(1回の充電で最大4時間、ケース込みで最大20時間)。ワイヤレス充電ケース付きは、1回の充電で最大5時間、ケース込みで最大22時間とわずかに延びています。
- チップ:引き続きH2チップを搭載しています。ANCの強化は、チップの置き換えではなく音響構造や信号処理の改良によるものです。
- 装着スタイル:耳をふさがないオープンイヤー型のままです。AirPods 4の装着感に問題がなかった人は、大きく変わらない可能性が高いと考えられます。
Siri AIのために買い替える必要はない
AirPods 5の売りとして語られがちなのが、ハンズフリーでのSiri AIです。ただしApple公式の注記では、Siri AIへのハンズフリーアクセスはすべてのAirPodsが対応するとされています。つまり、これだけを理由にAirPods 5へ買い替える必要はありません。
また、Siri AIはiOS 27などでベータ版として提供され、最初は英語から対応し、日本語は年内に対応予定とされています。日本語で使えるようになるまでは、買い替えの決め手にしにくい機能です。ライブ翻訳も、対応するデバイス・OS・言語に条件があるため、Appleの「利用できる機能」ページで確認しておくと安心です。
標準モデルとワイヤレス充電ケース付きの違い
2つのモデルはANCの性能も音質も共通で、違いは主に使い勝手です。Apple公式ページの記載をもとに整理します。
| 項目 | AirPods 5(標準) | ワイヤレス充電ケース付き |
|---|---|---|
| ANC | 搭載 | 搭載(同等) |
| ANC使用時の駆動時間(1回の充電) | 最大4時間 | 最大5時間 |
| ケース込みの合計駆動時間(ANC使用時) | 最大20時間 | 最大22時間 |
| 軸の操作 | 感圧センサー(再生・通話) | 感圧センサー+音量スワイプ |
| 充電ケース | USB-C | USB-C+ワイヤレス充電(Qi・Apple Watch充電器) |
| 「探す」用スピーカー | なし | ケースに搭載 |
| 防塵・耐汗耐水 | IP57 | IP57 |
バッテリー時間はいずれもApple社内の試作機によるテスト結果で、使い方や環境で変わります。1日の使用時間が長い人、ケースをよく置き忘れる人、音量調整を軸で済ませたい人は、ワイヤレス充電ケース付きが向いています。逆に、再生と通話の操作ができれば十分で、USB-Cで充電する運用に困らない人は標準モデルで足ります。価格差は購入ページで最新の金額を確認してください。
購入前に知っておきたい注意点
- オープンイヤーのANCには構造上の限界がある:耳をふさがない設計のため、イヤーチップで耳道を密閉するカナル型と同じ遮音性は期待しないほうが現実的です。「開放型の中で最高水準」という位置づけで捉えましょう。
- ANCなしのAirPods 4からの買い替えでは、合計駆動時間が短くなる:Apple公式の仕様では、AirPods 4(ANCなし)はケース込みで最大30時間、AirPods 5(標準)はANC使用時で最大20時間です。ANCの有無で測定条件が違うため単純な比較はできませんが、ANCを常用するとバッテリー持ちは短くなる点は押さえておきたいところです。
- 数値はAppleのテスト結果:ANCの強化やバッテリー時間は、いずれもAppleの社内テストによる値です。実際の効果は環境や耳の形で変わります。
- ANC性能を保つにはお手入れが必要:Appleは、ゴミや耳あかの蓄積でノイズコントロール性能が影響を受ける場合があると案内しています。
他社の同価格帯イヤホンとはどう住み分ける?
同じ価格帯には、耳をふさぐカナル型でANCに特化したイヤホンも多くあります。純粋に遮音性を求めるなら、そちらが有利になりやすいでしょう。一方、AirPods 5の強みは、耳への圧迫感が少ない装着スタイルに、ANCと外音取り込みの自然さ、そしてApple製品との連携(ペアリングの手軽さや「探す」機能など)が組み合わさっている点です。
「長時間つけっぱなしでも疲れにくく、必要なときだけANCを使いたい」ならAirPods 5、「とにかく静けさを優先したい」ならカナル型、と使い分ける考え方がおすすめです。
まとめ
- AirPods 5は、全モデルでANC搭載・IP57対応になった、AirPods 4の改良版。デザインとH2チップは据え置き
- ANCなしのAirPods 4を使っている人は、ANCが加わる分、買い替えの価値が大きい
- ANC搭載AirPods 4を使っている人は、ANCの効きとIP57に魅力を感じるかどうかで判断すればよく、急ぐ必要は低い
- Siri AIのハンズフリー利用は全AirPods対応なので、買い替え理由にはならない
- 音量スワイプや長めのバッテリーを重視するなら、ワイヤレス充電ケース付きが選択肢
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